REVCELL  二酸化炭素の影響

ここでは、厚生省、消防庁、WHO、高気圧学会などの公の機関や民間の企業が発表している、二酸化炭素の人体への影響について掲載しています。

 濃度の単位ppm

10,000ppm  = 1%


消防庁資料より

二酸化炭素の主な性質及び影響

(1) 物理・化学的性質 ※1

① 常温で気体、無色、無臭

② 化学式 CO2

③ 分子量 44.01

④ 三重点 -56.6℃(5.11 気圧)

⑤ 昇華点 -78.5℃(1 気圧)

⑥ 比重1.529(空気=1)、密度1.976g/ (0℃、1 気圧)

 

(2) 中毒量 ※2

最低中毒濃度 2%(20,000ppm)

 

(3) 症状

ア 吸入毒性:比較的低濃度で呼吸中枢が刺激され、高濃度では中枢神経全般にわたる抑制(麻酔作用)が現れる。

① 気中濃度が2%以上になると呼吸中枢が刺激され、呼吸深度と呼吸数が増加する。

② 気中濃度が3%以上になると過呼吸が明瞭になり、更に濃度が高くなると呼吸による不快感、呼吸困難が起こる。

③ 気中濃度3~6%では、数分から数十分の吸入で、過呼吸の他に、頭痛、めまい、悪心、聴力、視力の低下などの中枢神経

機能の抑制と、刺激の混在した症状が現れる。

④ 気中濃度6~10%では、濃度に応じ、数分で前記③に掲げた症状が著しくなるほか、意識レベルの低下、ふるえ、けいれん

などの症状が現れ、急速に意識喪失に至る。

⑤ 気中濃度10%以上では数分以内に意識喪失し、放置すれば急速に呼吸停止を経て死に至る。

⑥ 気中濃度30%では、ほとんど8~12 呼吸で意識を喪失する。


わずかな使用時間でも二酸化炭素濃度が約1%(9,999ppm)まで上昇してしまう酸素カプセルがあります。

→ 詳しくはこちら

 


ダウンロード
消防庁資料
080920yo193消防庁.pdf
PDFファイル 71.3 KB


稼働後わずか数分で計測器の限界値9,999ppm(約1%)まで二酸化炭素濃度が上昇しました。


密閉された空間では利用者の吐き出す二酸化炭素が溜まりやすい環境なのですが、高気圧環境では窓を開けたり換気をすることができません。

実際の計測結果はこちら


ご購入を検討されている方は、二酸化炭素計測器で実際に濃度を計ってみる事が重要です。

また計測する場合は定員数で計る必要が有ります。6~8人用に1人で計測しても意味が有りませんのでご注意ください。



二酸化炭素濃度と不快感および健康被害の関係

 

~ 300PPM : 通常環境では起こらない低いレベル。施設栽培では 二酸化炭素飢餓 の懸念。

 

~ 450PPM : 外気或いは窓を開放するなど健康的な換気管理のされたレベル。

 

~ 700PPM : 長時間滞在しても健康に問題の無い室内レベル

 

~1000PPM : 健康に被害は無いが不快感や臭いを感ずる人が出るレベル

 

~2000PPM : 眠くなる人が多くなるなど体調の変化と空調に苦情が出てくるレベル

 

~3000PPM : 肩こりや頭痛を感じる人が出るなど健康被害一歩前の限界レベル

 

3000PPM ~ :  頭痛、めまいなどの症状が出て、長時間では健康に危害を及ぼすレベル


満員電車内・約3,800ppm

人により健康被害の出るレベル

いくつかの酸素カプセルでは、

あっという間に9,999ppmまで

到達する事を確認しています。

この数値、本当に大丈夫なのでしょうか?



 

WHO報告書(1968年)

住居の衛生基準に対する生理学的基礎より引用

  • 生理学的研究によると、5000ppm以上の濃度になると、炭酸ガス(二酸化炭素)は呼吸数をガス交換に必要なレベル以上に増加させ、呼吸系統に付加的な重荷を負わせる。
  • 1000ppmのCO2の吸入実験(Eliseeva 1964)で呼吸、循環器系、大脳の電気活動に変化がみられたと報告している。

米ローレンス・バークレー国立研究所とニューヨーク州立大学の研究報告より引用

 

仕事中や授業中に襲ってくる睡魔は、オフィス内や教室内の二酸化炭素濃度の上昇が原因であり、実験により、二酸化炭素濃度が2500ppmに達すると仕事中のパフォーマンスが著しく低下することが判明した。 原文はこちら


高気圧環境下での二酸化炭素の影響や、健康に対する安全な数値、研究発表などはまだ見つけることが出来ませんが、常圧(1気圧)下での研究や健康被害に対する指針は、たくさん見つけることが出来ます。それらによると、現状の酸素カプセルの多くは安全な範囲から逸脱していることが分かります。


  二酸化炭素濃度は5,000ppm以下にしなければならない。


許容限度5,000ppm   推奨値1,500ppm  目標値1,000ppm 



他社製品の二酸化炭素濃度


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ヘンリーの法則

 

酸素カプセルの業界では良く聞く言葉です。

この法則は「気圧は高ければ高いほど気体が液体に溶ける量が多くなる」という、酸素カプセルの効果を理論的に説明する上で良く使われ、1気圧の一般的な環境より、酸素カプセル内の高気圧環境の方が、より多くの酸素(気体)が体内に溶け込む(溶解型酸素)という説明に繋がります。しかし、二酸化炭素はどうでしょうか。二酸化炭素も酸素と同じ気体であり、酸素カプセル内に存在します。つまり、1気圧の環境よりも、酸素カプセル内の高気圧環境の方が、より血液や体液に二酸化炭素も溶け込んでしまいます。これを溶解型二酸化炭素と呼びます。そして二酸化炭素を処理できない旧世代の製品では、カプセル内の二酸化炭素濃度は、厚生省の定める推奨値(1,500ppm)を越えて、はるかに高い二酸化炭素濃度まで到達します。この二酸化炭素濃度は果たして問題が無いのでしょうか。

血液内に溶け込む二酸化炭素の量が許容値を越えると、血液のアシドーシス(酸性化)が起こる可能性も有るのではないでしょうか。 

 

レブセルの最新モデルは、二酸化炭素を除去する事で、血液がアシドーシスを起すような可能性を根本的に排除し、酸素カプセル・酸素ルーム内の衛生環境を良好に保つことができます。

また、製品に付属している二酸化炭素計測器で、ご利用中、常時酸素カプセル内の二酸化炭素濃度を確認することができます。



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