Oxygen supply performance
酸素カプセル「性能の見える化」
レブセルでは、分かりづらい酸素カプセルの能力を数値化する事により「見える化」に成功しました。
酸素カプセルの能力を単に気圧の高さでは無く、人体への酸素の供給量(Oxygen supply performance)として数値化し表示しています。
OSP値は性能(酸素供給量)を数値で表していますので、製品ごとの性能を簡単に比較することができます。
レブセルの製品は「経済的」
レブセルのOSP(酸素供給量)値は、「気圧」「酸素濃度」「二酸化炭素濃度」で決まります。
その結果、スタンダードな1.3気圧モデルでも仕様(オプション等の組み合わせ)次第では、とても高価な1.9気圧モデルよりもOSP値が高くなることがわかりました。つまり、「気圧の低いモデル」が「高額な高気圧モデル」よりも、性能が高くなるのです。
なぜ1.3気圧ではなく、1.35気圧を選ぶのでしょうか。
その0.5気圧の差で何が違うのでしょうか。
価格の差ほどの利益が有るのでしょうか。
1.5気圧まで上がるモデルは高性能なのでしょうか。1.8気圧まで気圧が上がるモデルは、さらに良いのでしょうか。
高性能とは気圧が高いことを指すのでしょうか???
レブセルではそれを、ただ単に気圧が高い製品というだけで高性能とはいいません。
レブセルではOSP(酸素供給量)値で、性能を評価します。
そして同じOSP値なら、気圧の低い製品をお勧めしています。
それはコストも抑えられ、鼓膜へのリスクも低くすることができるからです。
クラス1
OSP値185
参考販売価格120万円
1.3気圧
クーラー付
酸素濃縮器無し
CO2クリーナー無し
クラス2
OSP値445
参考販売価格150万円
1.3気圧
クーラー付
酸素濃縮器(カニューラシステム)
CO2クリーナー無し
クラス3
OSP値543
参考販売価格180万円
1.3気圧
クーラー付
酸素濃縮器(カニューラシステム)
CO2クリーナー付
参考
参考製品A
OSP値228
参考販売価格220万円
1.6気圧
オプション無し
参考
参考製品B
OSP値328
参考販売価格250万円
1.6気圧
酸素濃縮器
参考
参考製品C
OSP値547
参考販売価格280万円
1.6気圧
酸素濃縮器(カニューラシステム)
OSP値で比較すると、1.6気圧の参考モデルより1.3気圧のO2BEDの方がコストパフォーマンスに優れていることが一目瞭然になります。
気圧が高くなればなるほど耳への負担が大きくなります。
OSP値を表示することで、性能の見える可が可能となり、お客様の目的に合った製品仕様を選んで頂くことができます。
レブセルでは最新の正しい情報をご案内していますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
Mild pressure & High effect
負担(気圧の高さ)は最小限に、効果は最大限に
OSP値で性能を評価した場合、
1.6気圧(酸素濃縮器無し・CO2クリーナー無し)=OSP値228
1.3気圧(酸素濃縮器有り・CO2クリーナー有り)=OSP値543
1.3気圧モデルの方が性能(酸素供給量)は倍以上高いことが分かります。
では、費用はどうでしょうか?
逆に1.6気圧モデルの方が高くなるはずです。
気圧は高ければ良いわけではありません。
レブセルの製品仕様には、研究に裏付けされた「意味や理由」が有ります。
気圧別OSP値一覧表
性能(OSP値)別一覧表
*印はレブセルで発売している製品仕様になります
酸素の供給量(溶存酸素)は「気圧」「酸素濃度」「二酸化炭素濃度」が関係します。
1.気 圧
気圧は高ければ高いほど気体が液体に溶け込みます → 「ヘンリーの法則」「酸素分圧が高くなります」
但し酸素分圧が高くなりすぎると高酸素のリスクが出てきます。
気圧が高いほど、鼓膜への負担も大きくなります → 耳抜きができない、耳痛、鼓膜の破れ
しかも気圧が高い製品ほど、耐圧性能を高めなくてはならない為、販売価格も高くなります。
2.酸素濃度(酸素濃縮器)
通常酸素濃縮器で高濃度酸素を供給しますが、①「装置に直接ホースを繋げる」、②「加圧の空気と一緒に高濃度酸素を送り込む」、③「単独のラインでカニューラを使い直接吸引する」の、3パターンが有ります。
①②の直結タイプは気圧を上げる為の空気に高濃度酸素が混ざってしまうため期待したほどの酸素濃度は得られません。
レブセルではカニューラシステムを採用し口元から高濃度酸素を直接吸引できるようにしています。
3.二酸化炭素濃度
装置内は利用者が吐き出す二酸化炭素が充満しやすい環境です。
実際に弊社で検証した結果、カプセルタイプの全て、ルームタイプでも*1定員数で利用した場合は、二酸化炭素濃度が*2許容値の2倍以上に上がる事が分かっています。
二酸化炭素は、酸素が細胞内で化学反応をおこしATP(エネルギー)を作り出す時に産生されます。つまり装置内の酸素が二酸化炭素に入れ替わります。当然酸素濃度は減少します。
*1定員数:例えば6人~8人用の大型酸素ルームに1人で利用するような場合は許容値(5,000ppm)内に納まる場合もありますが、定員数いっぱいの6人や8人で利用した場合は、二酸化炭素濃度は許容値をオーバーしてしまいます。
*2許容値:厚生省指針 5,000ppm、医療機器安全基準値 5,000ppm
これらを計算しOSP値を導き出します。